マウンテンバイクはロードバイクとは違い、オンロードを長距離走る自転車ではないので、自転車を袋にパッキングして電車などで目的地まで行く「輪行」の機会は多いですよね。
今回はそんなマウンテンバイクの輪行方法についてみていきましょう。
輪行の基本は同じ
マウンテンバイクもロードバイクもクロスバイクも輪行の方法自体は基本的に大差ありません。
輪行方法に差が出るのは、自転車の種類というよりも輪行につかう入れ物の差が大きく出ます。
一般的によくあるタイプの輪行バッグであれば、全後輪を外し、リヤエンドにエンド金具を装着し、エンド金具とサドルで自転車を立たせて、前後ホイールでフレームをサンドイッチするようにして梱包すれば完成です。
ペダルは外す場合もありますが、マウンテンバイクでよく使われるビンディングペダルはあまり大きくないので外さなくても梱包できます。
フラットペダルの場合は外したほうが梱包しやすい場合もあります。
マウンテンバイクの輪行時の注意点
マウンテンバイクは輪行時に他の自転車とは違って特に注意しなければいけないポイントがあります。
それがディスクブレーキです。
ワイヤーで引いている機械式のディスクブレーキであれば、特に気にすることはありませんが、油圧式の場合は注意が必要です。
油圧式のディスクブレーキの場合、ローターを噛ませていないとき、つまりホイールを外しているときにブレーキレバーを握り込んでしまうと、ブレーキパッドは通常よりも深く押されてしまうので元に戻らなくなることがあります。
輪行時は、不意にブレーキレバーが押されてしまうこともあるので、注意が必要です。
解決方法としては簡単で、梱包時にスペーサーをパッドの間に噛ませておくことです。
そうすればこのトラブルは回避することができます。
万が一、パッドが戻らなくなってしまった場合の解決方法としては、マイナスドライバーなどで少しづつパッドを開くことです。
そうすれば元に位置に戻ってくれます。
そのため、マウンテンバイクの輪行時にはマイナスドライバーも携帯しておくようにしましょう。
飛行機輪行時の注意点
自転車を飛行機で輪行する場合は、タイヤの空気を抜いておくなどの対策が必要ですが、マウンテンバイクはタイヤの他にも注意しなければいけない点があります。
それはサスペンションとブレーキです。
サスペンションのエアーや油圧ブレーキのオイルについては、基本的にそのまま輪行しても問題にはならないのですが、航空会社によってはエアーを抜かないと乗せてくれなかったり、ブレーキフルードが可燃物としてみなされる場合もあります。
これは航空会社によって対応が違うので。事前に確認する必要があります。