自転車を趣味にしてみようと思ったものの、どういった種類の自転車を買おうか迷っている人。
そんな人はマウンテンバイク、ロードバイク、クロスバイクのどれにするか迷っているのではないでしょうか。
今回はそれぞれの自転車の違いについて見ていきましょう。
ロードバイクの特徴
ロードバイクは舗装路を長距離、高速で走ることを目的としています。
ロードバイクはそれに特化するためにグニャリと曲がったドロップハンドルが装着されています。
ドロップハンドルは走るスピードに合わせて持つ場所を変えて、空気抵抗を抑えながら走ることができます。
ドロップハンドルによって生み出される乗車姿勢は前傾がきつく、体重をハンドル、サドル、ペダルの3点に分散することで、お尻に負担をかけずに長距離移動が可能となります。
抵抗を抑えるためにタイヤは細く、フレームは軽量に作られています。
マウンテンバイクの特徴
マウンテンバイクは未舗装路、道なき道を走破することに特化した自転車です。
安定性の高い太いタイヤ、衝撃を吸収するサスペンション、強力なストッピングパワーを生み出すブレーキが特徴となります。
未舗装路が前提として設計されたフレームは、ロードバイクとはデザインが全く違います。
ハンドルは振動に負けずにしっかりと握れるフラットバーが採用されており、ロードバイクとは違い、前傾姿勢はそこまで深くありません。
クロスバイクの特徴
クロスバイクは簡単に言うと、ロードバイクやマウンテンバイクをより乗りやすくしたものです。
ロードバイクのドロップハンドルはある程度の期間乗って、体幹を鍛えるなどして体をロードバイクに慣らす必要があります。
慣れてしまえば前傾姿勢はそんなに辛くないのですが、初心者にはちょっとしたハードルとなってしまいます。
そこでクロスバイクはロードバイクとは違いフラットバーハンドルを採用しています。
また、マウンテンバイクの太いハンドルは舗装路では抵抗が大きく、負荷になってしまいます。
そこで、クロスバイクはより細いタイヤが装着されています。
さらに軽快に走るためにサスペンションもないもの、またはフロントのみのものが多くなります。
どのタイプの自転車を選べばよいのか
この3タイプの自転車でどの自転車を選べばよいかというと、それは本気度によって選ぶとよいでしょう。
まず、クロスバイクですが、他の2タイプの自転車と違い、初心者でも乗りやすくなっていたり、価格が手に入りやすい値段に設定されています。
その分、上達するにつれて、物足りなく感じることがあります。
舗装路ではロードバイクに及ばず、未舗装路はマウンテンバイクとは違いほとんど走れません。
ロードバイクやマウンテンバイクはいわゆるスペシャルバイクです。
その目的に特化しているので、普段街乗りをしていると、段差でタイヤを気にしたり、駐輪がしにくい、サスペンションが舗装路には合わないなどの不都合もあります。
妥協点をどこに置くかということが自転車の3タイプの選び方のポイントとなります。