マウンテンバイクのレースには様々な種類がありますが、その中で主流となっているのがダウンヒルとクロスカントリーです。
今回はクロスカントリーの練習方法などについて解説していきます。
クロスカントリーとは
マウンテンバイクのクロスカントリーとはどういった競技なのでしょう。
クロスカントリーは総合力が求められる競技です。
ダウンヒル、登り、平坦路とすべての要素が含まれたコースでタイムを競います。
クロスカントリーにもいくつか細かく分けられた種類があるのですが、その中でもよく行われるクロスカントリーオリンピックでは一周5キロ程度のアップダウンのあるコースを2時間弱の走行時間で規定の周回走りタイムを競います。
走行距離は40km程度となります。
文字通りオリンピック競技となっていることで、クロスカントリーでもメジャーな競技といえます。
他にも、100km近くを走るマラソンや、周回コースを複数で同時に走って順位を競うエリミネーターなどがあります。
走行距離に違いはありますが、いずれも、下りだけ、登りだけなどというようなことはなく、すべての要素が含まれたコース設定となります。
クロスカントリーのバイク選び
マウンテンバイクはダウンヒルをメインで考えるとフルサスペンションのものが主流となりますが、上りもあるクロスカントリーではリアサスペンションがないハードテイルが使われたりもします。
上りもあるクロスカントリーではマウンテンバイクにも軽量性が求められます。
そのため、リアサスペンションを省いて軽量化されたものが使われることがあるのです。
ただし、最近ではクロスカントリーでもハードなダウンヒルが含まれたコース設定がされることもあるので、上位モデルなどではハードテイルではなく、フルサスペンションでありながら、軽量化を実現したクロスカントリーバイクもライナップされたりしています。
クロスカントリーの練習方法
最後にクロスカントリーの練習方法について見ていきましょう。
クロスカントリーのコースはレースごとに設定されるので、常時開放されているコースというのは限られます。
スキー場などでコースが開放されていたり、ショップや愛好家が独自にコースを確保している場合もあります。
もちろん、そういったコースで練習するのが1番の練習法といえますが、近所にそういった設備がなければ、なかなかそうもいかない人もいることでしょう。
クロスカントリーの練習で大切なのは、マウンテンバイクで長距離を走り切る体力をつけるということです。
下りと登りが混じったオフロードコースを探し、なるべく長い時間マウンテンバイクに乗るようにする練習が大切となります。
クロスカントリーでは、ハードなコースを走破するための心肺機能の向上を練習することがポイントです。