マウンテンバイクで駆動系パーツの要の1つがリアディレイラーです。
リアディレイラーは動作頻度も高く、トラブルも起きやすいパーツでもあります。
リアディレイラーの調整や交換のポイントについてみていきましょう。
マウンテンバイクのリアディレイラー
マウンテンバイクのリアディレイラーは、もちろん山道の走行に耐えるために丈夫に作られていますが、基本的な構造は変わりません。
ガイドプーリーとテンションプーリーという2つのギアを使って、チェーンを適切なスプロケットに導きます。
ロードバイクのディレイラーが電動に変わってきている流れを受けて、マウンテンバイクも電動のディレイラーがトップモデルなどで採用されたりしていますが、普及モデルはワイヤー式です。
ワイヤーのテンションによってリアディレイラーのプーリーを動かします。
リアディレイラーの種類とは
マウンテンバイクに限りませんが、リアディレイラーにはいくつかの種類があり、交換時には適切なものを選ぶ必要があります。
まず1番のポイントとなるのは、リアの変速段数です。
マウンテンバイクのリアの段数はロードバイクなどと同じく年々増加する傾向にあります。
以前は8速程度が主流だったのがいまでは10速まであります。
リアディレイラーは段数に合わせてストローク量が変わってくるので、段数にあったものに交換する必要があります。
段数が違ってもうまく調整すれば変速できることもありますが、段数が違うとチェーンの幅も違うのでトラブルは出やすくなってしいまいます。
次にポイントとなるのがガイドプーリーとテンションプーリーの距離です。
ガイドプーリーとテンションプーリーの距離はフロント、リアのアウターとインナーの歯枚数によって長めのストロークにするか、短めにするかが決まります。
リアディレイラーやスプロケットを交換するときはこのプーリー間の距離についても考慮する必要があります。
リアディレイラーの調整方法
リアディレイラーの調整方法についても、マウンテンバイクだからといって特別な方法があるわけではありません。
ただし、マウンテンバイクの場合はリアディレイラーをぶつけたりすることが多いので、変速調整をする前に、リアディレイラーが適切な位置にあるかを確認するようにしましょう。
リアディレイラーに大きな衝撃が加わると、取り付けているエンド金具というパーツが曲がってしまうことがあります。
エンド金具が曲がっていると、いくら調整しても変速不良を引き起こすので交換が必要となります。
調整前には必ず確認するようにしましょう。