マウンテンバイクでクランクを交換するということは頻度の高いカスタムではありませんが、BBを交換した場合はクランクも合わせて交換する必要があったりもします。
マウンテンバイクのクランクの選び方や交換方法などについてみていきましょう。
目次
クランク長がペダリングに与える影響
マウンテンバイクのクランクは長さをある程度選ぶことができます。
クランク長の選び方としては、慎重を10で割った長さと言われています。
身長170cmの人は170mmが適正なクランク長ということになります。
ただし、クランク長が変わると、ケイデンスや、トルクに影響が出ます。
クランクが長くなると、テコの原理でトルクがかけやすくなるのでダンシングなどでは有利となります。
一方で1回転の距離が長くなるので、ケイデンスはあげにくくなります。
マウンテンバイクではケイデンスを稼いでスピードをあげるというのはすくないので、ダンシングの安定などを考えると長めという選び方でもよいでしょう。
BBから見たクランクの選び方
マウンテンバイクのクランクを選ぶときはBBも見なければいけません。
以前はBBはほぼ同一規格だったのですが、昨今では規格が乱立しているのがBBです。
BBの種類が増えると、BBに取り付けるクランクも規格に合わせた選び方をしなければなりません。
クランクをBBに合わせるアダプターも販売されていたりしますが、アダプターは重量増となるデメリットがあります。
具体的には、BBの規格には、クランク軸の太さが変わるものがあります。
軸径が太いBBに細いクランクを付ける場合はアダプターを使って対応することができます。
このアダプターは強度を確保するため金属で作られているので重量があるのです。
マウンテンバイクはロードバイクほどは軽量化が強く求められるわけではありませんが、性能面などから考えても、BBに合わせたクランクを選ぶほうがよいでしょう。
フロントシングルのクランク
マウンテンバイクではフロントのギアをシングルにするというカスタムに人気が集まりつつあります。
フロントをシングル化することで、軽量化したり、クランクのギアを小さくすることで、岩などとの接触を避けたり、トラブルを回避するというメリットがあります。
シングル化する場合は基本的にはチェーンリングのみの交換でも対応できます。
ただし、クランクに対応するシングルのチェーンリングがない場合は、クランクごと交換する必要があります。
クランクはBBの規格に合わせて様々な種類があるので、チェーンリングもクランクに合わせた選び方が必要です。