マウンテンバイクで最初にカスタムされるパーツの1つともいえるのがステムではないでしょうか。
ステムはライドポジションを変更するために変更されるポピュラーなパーツです。
マウンテンバイクのステムなどの交換ポイントについてまとめてみました。
マウンテンバイクのステムの規格
マウンテンバイクのステム交換などをするときに、まず大切なことが規格です。
マウンテンバイクのステムはアヘッドステムと呼ばれるもので、シティサイクルなどのようにコラムと一体になっていないので、ステムのみを変更することができます。
マウンテンバイクのフォークコラムは基本的にはオーバーサイズと呼ばれる28.6mmのもので、ハンドル径は31.8mmです。
ほぼほぼこれに合うステムが市販されているので、あまり規格を細かく気にする必要はありませんが、メーカーによって微妙にサイズが違う場合もあります。
マウンテンバイクはハンドル周りの剛性がとても重要なので、メーカーによっては違うハンド径やコラム径を使って剛性を高めたモデルなどが発売されていたりもします。
ステムを交換するときは、自分のマウンテンバイクのコラム径とハンドル径を確認してから選ぶようにしましょう。
ステムによるセッティング変更
マウンテンバイクはステム長を変更することでサドル―ハンドルの距離を変更することができます。
ロードバイクなどでは100mm以上の長いステムに交換してサドル―ハンドルの距離を長くして前傾姿勢を深くするといったこともありますが、マウンテンバイクでは比較的短めの50mm程度のステムがよく使われています。
ステムが長くなると、ハンドルがコラムの中心から離れるのでハンドリングが鈍くなります。
マウンテンバイクのようにクイックな反応が求められる自転車では短めのステムが好まれます。
また、長めにステム交換することは剛性面でもデメリットがあるので、マウンテンバイクでは短めが選ばれます。
ステム周りのアクセサリー
マウンテンバイクのステム周辺には、サイクルコンピュータやライト、警音器などのアクセサリーを取り付けたりします。
以前は、マウンテンバイクではサイコンをあまり付けないという人もいましたが、最近ではGPSの利用や、パワーメーターもよく使われるようになり、サイコンを付ける人も多くなりました。
マウンテンバイクでステム周りにアクセサリーを増やすとごちゃごちゃとして、荒れたろ面を走っているときにグラついたり邪魔になったりすることもありますが、最近では固定力の強いアクセサリーホルダーなどもあるので、そういったものを活用するとよいでしょう。
マウンテンバイクのステム周りは1つの大きなカスタムポイントです。