マウンテンバイクで最も汚れるパーツの1つにスプロケットがあります。
今回はスプロケットの交換や洗浄のポイントについてまとめてみました。
マウンテンバイクのスプロケット
マウンテンバイクのスプロケットはフロントシングルの流れで、変化が起きています。
マウンテンバイクは近年、軽量化やトラブル予防でフロントをシングルにするというケースが増えています。
その影響でリアは幅広い歯枚数をカバーすることになります。
もともと、マウンテンバイクのスプロケットは歯数が多い傾向にありましたが、ロー側は40Tといったかなり大きなスプロケットを装着することもあります。
スプロケットを交換する場合は、フロントに合わせて選ぶ必要があります。
スプロケットの洗浄
マウンテンバイクのスプロケットは、汚れやすいパーツと言えます。
それは、むき出しであるということと、オイルが塗布してあるので、砂や泥が付着しやすいからです。
さらにスプロケットの隙間には泥が挟まりやすいこともあり、汚れやすいので洗浄が大切です。
スプロケットの洗浄は、水をかけてブラシなどでこすればだいたい綺麗になります。
しかし、スプロケットの細い隙間はなかなかブラシも届きにくく、綺麗に洗浄することができないので汚れが溜まっていきます。
なかなか汚れが落ちない場合は、分解して洗浄すると綺麗になります。
スプロケットを分解して洗浄する場合、よく使われるのが灯油です。
分解したスプロケットを一晩灯油に浸けておくと、汚れたオイルが綺麗に落ちます。
ただし、灯油は揮発が遅いので、灯油に浸けたあとはウエスで綺麗に拭かなくてはいけません。
また、汚れた灯油はガソリンスタンドで処分する必要があるので、それも面倒です。
もし、ガソリン携行缶があるなら、ガソリンで洗浄することがおすすめです。
ガソリンは揮発性が高いので、すぐに綺麗になり、拭き取りも不要です。
ただし、灯油にしろガソリンにしろ火気には十分気をつけて作業する必要があります。
スプロケットの交換
スプロケットを分解洗浄したり、交換する場合はスプロケットを外す必要があります。
スプロケットは、ロックリングによって固定されています。
スプロケットをスプロケット外し工具を使って固定し、ロックリング外しでロックリングを外します。
これだけでスプロケットは外れるのですが、一気に外すとバラバラになります。
スプロケットを交換する場合はバラバラだとフリーに通す順番を間違えることもあるので注意が必要です。
スプロケットはメーカーによってはスペーサーが必要な場合もあり、交換のときはスペーサーを忘れないようにすることが大切です。