マウンテンバイクはオフロードを走るのでとにかく汚れます。
特にチェーンはオイルが塗布してありながら、むき出しなので汚れやすいパーツです。
そんなマウンテンバイクのチェーンの調整や洗浄、交換のポイントについて解説していきます。
チェーンの洗浄方法
まずは汚れてしまったチェーンの洗浄方法についてみていきましょう。
マウンテンバイクのチェーンの洗浄方法は2通りあります。
1つは、そのまま洗浄する方法です。
泥を落とした後に、パーツクリーナーで古いオイルを落としていきます。
この時に、チェーンクリーナーなどを使うと簡単に落とすことができます。
もう1つの方法としてはチェーンを外して、灯油やパーツクリーナーの中に入れてしまうというものです。
マウンテンバイクのチェーンにはミッシングリンクというワンタッチでチェーンの脱着が出来るツールがあります。
チェーンにミッシングリンクが装着してある場合は、チェーンを外してから洗浄することで簡単に綺麗にすることができます。
チェーンの伸びに注意
マウンテンバイクはオフロードを走るので、チェーンにも負荷がかかります。
チェーンは金属なのでテンションが掛かり続ければちょっとずつ伸びていきます。
チェーンが伸びてしまうと、変速不良を起こしたり、チェーンが外れやすくなるので調整が必要です。
しかし、通常はマウンテンバイクのリアディレイラーにはテンションプーリーがあるので、少々のチェーンの伸びならば、テンションプーリーが勝手に調整してくれます。
しかし、伸びすぎるとテンションプーリーの許容量を超えるので、調整が必要です。
チェーンの伸びは専用の工具で測定できます。
ちょっとした伸びならば、チェーンのコマを1つ詰めることで調整してもよいですが、基本的にはチェーン交換で対応することになります。
チェーン交換のポイント
さて、チェーン交換のポイントについてみていきましょう。
マウンテンバイクのチェーンは変速段数にあわせたチェーンを選ぶ必要があります。
変速段数によって、チェーンは微妙に太さが変わってきます。
チェーン交換するときは、同じ太さのチェーンを選ぶ必要があります。
また、チェーンを交換するときは、そのコマ数にも注意が必要です。
基本的には、以前付けていたチェーンと同じコマ数にすると適切なコマ数となります。
もし、以前付けていたチェーンのコマ数がわからない場合や、コンポーネントを交換して新しくチェーンを付ける場合は、自分でコマ数を決める必要があります。
コマ数の決め方としては、アウタートップに変速した時にプーリーが地面と垂直になる長さというのが基本です。
他には計算で出す方法や、アウターロー+1コマという決め方があるので、チェーン交換するときはコマ数の決め方をチェックするとよいでしょう。