マウンテンバイクのハブ交換はいろいろなメンテナンスの中でも難易度が高いメンテナンスです。
マウンテンバイクのハブ交換を行うポイントについてまとめてみました。
マウンテンバイクのハブ交換
マウンテンバイクのハブ交換はあまりおすすめのカスタムとはいえません。
なぜなら、作業が複雑で難易度が高いにもかかわらず、効果がそこまで高くないからです。
マウンテンバイクはロードバイクとは違い、路面抵抗が大きいのでハブの抵抗が走りに与える影響は小さいからです。
ロードバイクは舗装された路面を走るので、ハブを交換することでフィーリングが大きく変わったり、走りが軽くなることがありますが、凸凹路面を走るマウンテンバイクではそこまでハブ交換のメリットが大きくないのです。
また、ハブの選択肢が少ないこともあげられます。
クはホイールが700cで統一されているので、ハブを作っているメーカーも多く、選択肢がたくさんあります。
一方でマウンテンバイクはホイールが26、27.5、29erなどとたくさんあり、ブレーキもディスクブレーキとリムブレーキがあるのでハブの種類が豊富です。
そのため、ホイール製造メーカーは複数のハブを作る必要があるので、1つの種類に対してのハブの選択肢が少なくなります。
これらの理由から、マウンテンバイクのハブ交換は費用対効果の高いカスタムとはいえないのです。
しかし、マウンテンバイクのほとんどの部分を自分でメンテナンスしている人にしてみれば、ハブの交換も興味がわくところです。
マウンテンバイクをカスタムすることに慣れている人ならば、ハブの交換もマスターして、マウンテンバイクのメンテナンスを完全DIYしてもよいでしょう。
まずはハブのメンテナンス
ハブの交換は難易度が高いカスタムですが、ハブのメンテナンスは大切なメンテナンスの1つです。
ハブの中にはベアリングがありますが、ベアリングは定期的に洗浄してグリスアップしてあげることが必要です。
マウンテンバイクのホイールは高額なパーツなので、ハブのメンテナンスをして長く使えるようにしておきたいですね。
ハブ交換に必要なもの
最後に、ハブ交換をするときに必要な工具についてみていきましょう。
まずはハブのメンテナンスにも使う必要な工具です。
ハブを分解、組み立てするにはハブスパナという薄いスパナが必要となる場合があります。
メーカーによってはアーレンキーのみで分解組み立てできるものもあるので、ハブスパナ購入前に確認しましょう。
リアのハブを分解するにはフリーボディを外す必要があります。
そのために、スプロケット外しやフリー分解工具が必要です。
ハブを交換するには、ホイールからスポークを外し、ホイールを分解して組み立て直す必要があります。
そのためには、ニップル回し、スポークテンションメーター、振れ取り台などのホイールを組む道具が必要です。